キャンプ

今年の釣りシーズン終了、寂しいですね。

今年は天候が不安定で、キャンプ釣行があまり出来ませんでした。 

それに今年は残念な事があり、少し落ち込んでいます。

 

大事な釣り仲間が亡くなりました。74歳でした。

 

彼はフライフィッシングの名手で、私の釣りのライバルでもあり、

長い付き合いの友人でもありました。

 

岩手のいつもの渓で、釣りの最中に転倒して亡くなったようです。

原因はクモ膜下出血だったようですが、もしかすると彼にとっては幸せな最後だったかもしれません。

 

彼は二年ほど前から透析をしており、久々の釣りだったようです。

岩魚もたくさん釣れて、焚火とキャンプを久しぶりに楽しみ、

翌日の釣りの最中に突然亡くなったようです。

 

残念ですがご冥福をお祈りします。

 

嬉しい事もありました。

 

新たに何人もの釣り仲間ができ、毛鉤釣りを中心にした『我流テンカラの会』を立ち上げる事が決まりました。

おそらく10人前後の予定です。楽しい会にしたいと思っています。

 

話は変わりますが若かったころのキャンプ釣行を思い出しました。

昔は一人で行くことの多かった釣行ですが、いつも焚火に癒されていた思い出です。

 

源流の孤独なキャンプ釣行で、この炎を見ているだけでここにいる事の幸せを実感したものです。

 

一日中釣りをして疲れているのに焚火を見ていると眠るのが惜しい気がするのは私だけでしょうか。

 

昔サラリーマン時代は十二指腸潰瘍でよく薬を飲んでおりました。

30代前半の頃の話です。

この頃は仕事がきつく離れたい離れたいとそのことばかりが頭から離れませんでした。

 

そして週末の金曜日の夕方には、決まっていつもの源流を目指しておりましたが、

この頃の私は土日休みだったんですね 笑(今は不動産で水曜定休です🌝)

 

深夜12時少し前に源流車止めに到着、車のライトでテントを張り薪を集めて焚火とビール。

この幸せに癒されたくて今も続いています。

 

そして翌朝にはテントを担いで更に源流を目指します。

二時間も歩くといつもの天場、素早くテント設営、米を炊いて朝飯と昼用の握り飯を作る。

 

ご飯とイワシの缶詰インスタントみそ汁で朝食、小型リュックに握り飯を入れて釣行開始、

二筋の滝を目指して釣り登ります。

 

いつものポイントにいつものサイズの岩魚、夏にはピンクのウコギ科の花や濃い緑色の木々。

沢水を飲みながら梅干しの入った握り飯をいただき穏やかさを取り戻す。

 

9寸程の岩魚を二匹確保し天場にもどり晩飯の準備、

ビールを飲みながら飯を炊き岩魚を三枚におろす。

 

集めておいた薪に火を入れて焚火をはじめ傍らで飯を食いウイスキーのお湯割りを飲む。

フライパンには油で炒めたナスと岩魚の切り身、醤油味でつまみにする。

 

52年も続いている釣行ですが、今年の仙台で久しぶりに昔の釣りを思い出しました。

 

焚火と美味い酒、最近は仲間とのキャンプ釣行が多くなりましたが、

単独も良し、仲間との釣行もまた良しですね。

 

ほんとやめられませんねー 、また次回のブログで!笑