仙台釣行

とにかく笑い転げた4日間であった。

 

コウメイさん以外の三名の方は初めての顔合わせ

話題豊富で楽しいの一言に尽きる個性豊かな方達であった。

 

実施日が近ずくに従ってコウメイさんが中心になっての緻密な計画に変わり、

細かい配慮の準備がすすむ。

 

今回はいつもより少し早めの、4月後半からの釣行となり新緑の大歓迎を受ける。

『凄い新緑だなー』の独り言が何度も口をつく。

        

俺って詩人に違いないとアホな独り言を言いながら、

待ち合わせの那須高原サービスエリアを目指し高速道を走る。

ほぼ予定通りの10時30分に合流、挨拶もそこそこに目的地を目指す。

 

高速を降り笹谷街道を西に進みそして新緑の林道に入る。

途中ブドウ沢の水を汲み、倒木が林道を遮りる所まで進む。

幸い川と林道の間に広い砂地が有りここを天場と決める。

 

テントその上ににブルーシートを張り、椅子テーブルをセット、薪を大量に集める。

 

早速二手に分かれて釣行開始、坂本さん,井澤さんと私の3人は天場前から、

コウメイさんと山崎さんの2人は一つ先の堰堤上から入渓、

テン場戻り17時と決めて釣行開始。

 

同行二人はドライテンカラ初めてとの事だが、源流はかなりの経験者のようだ。

私の仕掛けと毛鉤を差し上げ簡単なレクチャーの後釣行開始。

 

お二人ともどこをアドバイスしてあげれば良いかを確認しながら進む。

『立ち位置』と『ポイントへの毛鉤の打ち込み方』を理解すれば何匹かは釣れるはず、

途中アドバイスしながら釣り進むが、私の持ち帰りの二匹のみで一日目終了。

 

初めてのドライテンカラにしてはお二人とも筋良しでした。

 

天場に戻っての宴会、まずは沢で冷やしたビールで乾杯、喉にしみる。

 

今夜のメニューは炭火焼のタレ漬け焼肉、牛、豚、鳥と種類量共に豊富で、

他に乾き物、岩魚のアルミホイールの包む焼き、酒が進む。

 

挙句の果ては坂本さん持参の、小型のスピーカーから昔懐かしい音楽が流れ、

山崎さんの映画の話題の数々、井澤さんお疲れのようで後半は半分寝ていたようだが、

焚火を囲んで深夜に及んで盛り上がりを見せた。いやー最高です。

 

深夜腹が減ってコウメイさんに『 夜泣き焼きそば 』をお願い。

快諾、残さずいただく。いやはや楽しい焚火宴会となった。

 

29日二日目スタート。

 

早朝5時頃野鳥のさえずりと膀胱の悲鳴で目を覚ます。

 

二日酔いと寝不足で意識まだ戻らずだが、

本日はメインの釣り日の為早速朝飯と昼の弁当を作り始める。

 

6合を二つのコッフェルに分けて炊飯、半分は朝飯、半分は弁当にする。

 

朝飯はハムエッグとみそ汁、昼飯は梅干し入りのおにぎりに海苔を巻いて、

おかずは缶詰、リュックに詰めて8時釣行スタート。

 

各自奮闘するも釣果に結びつかず、昼飯を食って再挑戦、

午後の一投目で32センチの岩魚が私の竿をしぼる。

(全員に試技を見てもらっていた所にヒット)

 

その後二手に分かれ三人は更に源流を目指し、私とコウメイさんは下流から釣りあがる。

途中から山菜取りに変更、コシアブラ、タラの芽、コゴミを確保。

 

本日のメニューは山菜と岩魚の天ぷら、岩魚の包み焼、岩魚の刺身、

鶏肉の炭火焼等。酒を飲まないコウメイさんお付き合い大変だったに違いない。

 

9時過ぎにパラパラと小雨、急いでテーブル等をブルーシートの下へ移動、

宴会の続き行うも昨夜の寝不足の為、早々にテントの中にもぐりこみ就寝となる。

 

イビキ凄かったに違いない。

 

井澤さん、みんなと離れ一人用のテントに簡易ベットを持ち込み就寝。成程。

 

30日三日目スタート。

 

早朝6時頃起床、まだ小雨が振っている。

 

本日は福島県の野地温泉に宿泊予定、噂の温泉が待っている。

 

本日の朝食はホットサンド。

 

鋳物で出来た型枠のような物の間に食パンを挟み焼いて食べる。

パンの間にハムやチーズや野菜を挟んで、少し焦げるくらい焼いて食べる。

 

(落語風に)食パンだってよ。この山の中でだよ。ホントに。ええ。良いのかい。

岩魚汁を用意して有るんだよ。そしたら岩魚スープと呼べば会うじゃないのて。

成程ねー、ついてゆくのに必至だよ私は、お腹壊しそうだよ、ホントに。ええ。

 

やがて雨は小雨に変わり天場撤収となる。

 

大量の荷物を車に積み込み感謝の言葉を述べて野地温泉を目指しスタート。

 

大満足の温泉でした。

 

温泉の裏山には残雪とフキノトウが残っていた。