5月20日(土)~21日(日)毎年楽しみな春の『どんぐりの会』が開催された。
会場は福島県の奥只見、自然豊かな素晴らしい所です。
昔は山菜を楽しんだり、釣りを楽しんだりと足繫く通ったものだが、
最近は春の山菜と秋のキノコの会以外には訪れる機会がなくなってしまった。
今回は仲間内から声がかからなかったので、
久しぶりに一人で釣りをしてから会場に向かうこととし、
昔入渓した沢をあれこれと思い出してみた。
どの渓も源流部はいろんな釣り師に攻められて、
場荒れしているに違いないと考え中流部に入ろうと決めていた。
県道を只見に向かって途中左に曲がり山村を過ぎ林道にはいる。
里川もやがて渓流らしく変わり、さらに進むと流れが太くなる。
橋を渡ったところに少し広い場所が在り、車を止め足ごしらえをして川に入る。
周囲には残雪が残るも初夏の日差しに満ちて、生命の息吹に溢れかえっているようだ。
流れ脇の少し深めのポイントに毛鉤を打つと、フワリと反転する岩魚が見える。
軽く合わせて針がかりを確かめ、引き寄せ岸に上げ確保する。
毛鉤に油を付けて形を整え次のポイントを探す。
少し深瀬があり瀬尻に近づくにつれて流れが緩くなり、絶好のポイントになっている。
ここは立ち位置が重要で、瀬の真後ろに回り込む必要がある。(出来るだけ)
ゆっくりと動き移動する事が大事で、岩魚に気づかれない事が絶対条件だ。
回り込んだなら次はどの位置に毛鉤を打ち込み、どこを流しどこで岩魚が出るかを想像する。
基本は瀬尻だ。岩魚のエサを待つ場所は緩い流れの瀬尻だと決めつける事だ。
なぜなら早い流れに長時間いると岩魚は疲れてしまうので、
岩魚にとってエサを待つ場所は流れの緩い所がベストなのだ。
これがドライテンカラの基本中の基本だと思ってほしい。
これを実践出来なければドライテンカラはあきらめた方が賢明である。
滝つぼのような場所でもよく見ると、上流から下流に向かって流れがあり、
気配を無くして近づき毛鉤を打ち込む場所は、
まず瀬脇、瀬尻、最後は巻きの順で攻める事が基本である。
さらに釣る時間帯は朝9時から夕方4時半頃がベストです。
これもドライテンカラの基本です。
約2時間の釣行で持ち帰りは、26センチから22センチサイズを7匹となりましたが、
放流4匹でした。(まずまずの釣果です。)
帰り道ウド3本確保、取り頃サイズでした。
家でキンピラにしていただきました。
どんぐりの会での宴会最高でした。(坂本さんだいぶご機嫌だったようです。)
一つ報告があります。
若手女性の入会希望があり、これで我流テンカラの会は現在12名となります。
もう一つ報告があります。
こちらは珍しい遭遇です。
21日(日)朝 宇都宮に帰るべく県道を車で走っていたところ、
三依の町を通り過ぎたあたりで、道の真ん中に若い熊がおりました。
クラクションを鳴らし追い払おうとすると、慌てて右下の男鹿川へ飛び下りました。
20メートル先には畑で作業する地元の人がおり、鉢合わせする危険もあったように思います。
私も見えないところで人を一人助けたのかな。笑
(人が人を助けるのに何の理由が要る(; ・`д・´)⚔鬼滅 笑)
今年は熊の出没が多いかもしれませんね。(一瞬の出来事で写真取れませんでした。)
楽しい二日間でした。