飲み屋で釣り談義

いつものスナックで酔いに任せて歌っていたら、

『高瀬さんですよね。』と後ろから声がかかり、

振り返ると50歳くらいの男性がニコニコしながらこちらを見ていた。

 

そして突然『60ページまで読みましたが、すごいですねー。』との事。

どうやら私の本を読んでくれている最中らしく、釣り談義が始まった。

 

源流釣りを始めて50年、一つの節目を記念して初めて本を出版したが、

思わぬ所で読者に遭遇、何となく嬉しい。

 

禁漁期に酒を飲みながらの釣り談義、楽しいに決まっているが、

60ページまでに書いた事を思い出しながらの会話となる。

 

我流テンカラの全体像の解説、フライフィッシングと我流テンカラの比較、

又昔の職漁師の技との比較等、結構専門的な事が多い部分だ。

それと若かった頃の無茶な釣行を書いた部分なのできっと面白いはずだ。

 

かなり酔っぱらっていたので細かい会話は覚えていないが、

源流釣りの中級者ぐらいの方だと感じた。(質問の中身から想像すると。)

そしてもし毛鉤釣りをやっているなら、結構参考になったはずだと思う。

 

後2か月もすると源流釣りも解禁となるが、今は禁断症状が出ているので、

嬉しい会話、嬉しい出会いとなった。

 

専門的な技術論は酔っぱらっているので次回を約束、

彼の仲間もテンカラに興味が有りそうなので、解禁になったら御一緒して

教えてあげることを約束したような、しなかったような曖昧な記憶の私でした。

 

こうゆう出会いはとにかく嬉しいものですねー。